次郎のFTWinWDW備忘録【D3-1】MKBP
2018.05.13 Sun 03:00
早寝したつもりが、思った以上に寝てる時間は短かったように思えます。
いよいよ今日はこの旅のメインイベントの1つである
マジックキングダムでのブライダルポートレート本番!
考えてみれば、一番最初はFTWよりも興味津々だったのがこのMKBPでした。
…このMKBPでは、今回の滞在で一番大きなトラブルに見舞われるのです…
今回、写真少なめ・文字多め。
※
3時に起きてベッドを畳んでテーブルを出し、テーブルの上に髪飾り等の準備をして、奥さんはスタイリストさんが来るのを待ちます。
アライさんから予め
一眼は持っていけないが、小さいコンデジなら持ち込める
という事を聞いていたので、今使っているK-50を買う前に使っていた
をアメリカに持ってきていました。
メイクさんの到着予定時刻は、3時30分。
私は早く着替えたところで暇なので、P340の充電を確認したり、動画を撮ったりしていました。
動画を見返すと、この時はいよいよ始まるなーという高揚感に包まれています。
…
3:30
時間になりましたが、メイクさんはまだ来ません。
ウチナータイムじゃないけど、少しの遅れは想定の範囲内です。
アメリカですからね。
……
3:45
まだメイクさんは来ません。
少しずつ不安が増してきて、私たちに不穏な雰囲気が立ち込み始めます。
…
……
3:55
メイクさんが来る気配はありません((((;゚Д゚)))))))
部屋が分からなくて迷子になってるのかもしれない…
と思って外に出てみたりしましたが、まず外を歩いている人がいません笑
またか…
またもやトラブルに見舞われるのか私たちは…
不安を通り越して不満と焦燥に駆られ始めた私は
4:00を過ぎても来なかったら、アライさんに連絡するしかない
という結論に達し、頂いていた資料の緊急連絡先を急いで手元に準備しました。
…
……
………
4:00
いよいよアライさんの緊急連絡先に電話するのですが、この時はイライラというよりも…電話に出るのが英語しか話せない人だったらうまく説明できるだろうか…という別の不安があったように思えます笑
先ずは会社っぽい固定電話にかけました。
鳴り続ける、聞き慣れない呼び出し音。
不安に拍車が掛かるような、何とも言えない数十秒。
…結局、固定電話は繋がらなかったのでもう1つの携帯っぽい番号に電話してみます。
これで出なかったらどうしようか…
この時の緊張感と切迫感も、ここしばらく味わったことの無いものでした。
しかし幸いな事に、すぐにその不安は解消されます。
"Hello"
(英語来ちゃったかぁ…)
「Hello,my name is 〜」
(こっからどう説明しようか…とりあえずMKBPやるんだけどメイクさんが来ない事を伝えて、アライさんと話したいと伝えればいいかな…)
というような事を必死に考えていたら
「〜様、おはようございます」
普通に日本語で返ってきました。
普通にアライさんご本人でした笑
アライさんの英語を聞き慣れてなかったのもあるでしょうが、よほど焦っていたんでしょうね。
安堵感を感じながら、まだメイクさんが来てない旨を伝えると
「本人に確認してから折り返します」
「部屋の電話に掛けますのでお待ちください」
との事。
そうして4:15くらいにアライさんから折り返しの電話があり
メイクさんはトラブルに巻き込まれてて到着が遅れている
という説明を受けました。
OMG!
嘘だろ!?
うん、多分嘘だと思うけど詮索・追求しててもどうにもならないし、とりあえずメイクさんの無事の到着を待ちます。
一時の安心感を得た私達でしたが、焦ってもしょうがないけど焦るしかないというなんとも言えない気持ちでメイクさんを待っていました。
※
4:30
アライさんの電話を切ってから、私はじっとしていられなかった(笑)ので外で待っていたのですが、ようやく駐車場からスーツケースを引いて歩いてくる人を発見!
「Ms.〜?」
"Yah! I'm so sorry!〜"
うん、もうよく分かんないけど取り敢えずすごく申し訳なさそうに謝っているのは分かりました。
メイクさんを部屋に通して奥さんにも一頻り謝った後、ようやくメイクが始まります。
予定より、既に1時間オーバー。
…間に合うのかな…
暗い中で写真撮って撮ってもらえるかな…
そんな不安が、MKBPが終わるまで心のシコリとしてずっと残っていました。
※
基本的にメイクは奥さん→私の順。
私のメイクとヘアセットは追加でオーダーしました。
私のメイクはファンデーションを塗るくらいの軽いメイクで、もし気に入ればFTW当日もメイクとヘアセットをお願いする…という約束をアライさんとしていたのですが、結局FTW当日もやってもらっています。
そのFTW追加分も勿論有料だったのですが
今回メイクさんの遅刻でご迷惑をかけたので…
との事で、FTW追加分は無料でやっていただけました。
本当に薄っすらだけど、やるのとやらないのでは大違いなので、未来の新郎さま方は迷うくらいだったらメイクする事を強くお勧めします!
奥さんは
メイク→ヘアセット→ドレス着用
の順番でやってもらいました。
※
5:00
メイクさんとは別に、ブライダルアライさんの日本人スタッフさん(女性)と私たちの部屋で合流します。
とても元気な方で、MKBPに向けての心構えを私たちに説明してくれました。
・MKBPは1時間!アッという間だから、楽しんで!
・私たちのコンデジはスタッフさんのカバンに入れてるけど、いちいち声を掛けないで勝手に取って勝手に撮って!(時間の無駄だから!の意)
・やりたい事や撮りたい所はその場で言って!
(↑事前に結構細部まで具体的な場所の希望や写真のイメージは伝えてるけど、咄嗟に撮りたい場所ができたら遠慮なく言って!の意。可能かどうかは、カメラマンさんと相談するから!の意。後悔の無いようにね!の意)
…
こんな感じかな…?
本当にアグレッシブな方でした(*´ω`*)
※
メイクとヘアセットはメイクさんにやってもらい、ドレス着用はブライダルアライさんのスタッフさんにやってもらいます。
ブライダルアライさんは、ブライダル仲介事業をやる前はドレス関係の事業をしていたらしく、このスタッフさんもアライさん並みに手際よくドレスを着させてくれました。
※
奥さんのメイクが始まって30分後くらいに私もタキシードに着替えましたが、ものの5分で準備完了。
まだ奥さんはメイク中です。
えぇ、新郎は本当に暇w
動画を撮ったり、写真を撮ったり…
なんだかんだ和やかに、MKBPの準備は進んでいきました。
花嫁はもちろんなにも持たず。
新郎の私が、部屋の鍵となるマジックバンドを腕の高いところで固定して、目立たないように持っていきます。
スマホは持っていきません。
部屋の金庫に入れるように指示されました。
(動画とか撮られたら大変だからかな?)
後は、現地で飲む水をスタッフさんのカバンに入れさせてもらって、いよいよ出発です♪
※
そして花嫁の準備も完了し、すぐ側の駐車場にカメラマンさんが運転するバンが停めてあるのでそれに乗り込んで、いよいよMKに出発です♪
今回、私たちのMKBPと翌日のFTWのメインフォトグラファーをしてくれたのは
Jaime Riveraさん
(https://www.instagram.com/jaimeriveraphotography)
Disney公式のフォトグラファーさんである事は間違いなさそうなんですが、公式サイトに名前がないあたりを見ると、最近独立されたんだろうか…?
Disney Fine Art Photography
(http://disneyfineartphotography.com/index.php)
前日のアライさんとの最終打ち合わせ兼下見の時にJaimeさんの名前は初めて教えてもらったのですがアライさんからは、とても優秀な方…とだけ聞いていました。
声の低い…とても落ち着いた方で、私のFirst Impressionだと
THE 職人
という感じ(*´ω`*)
そしてもう1人、アシスタントの女性の方がいらっしゃいます。
この方は車の運転や、現地でソフトボックスやストロボ、レンズといった機材を運んでくれる方で、この方は終始明るく楽しませてくれました(*´ω`*)
和やかな雰囲気でMKに向かう車の窓から見える、ほぼ無風で湖に凪という波もたたず、木々のリフレクションが綺麗に映る景色…
太陽がゆっくりと登り始め、空が少しずつ白み始めてきていました。
※
心配していた天気は、幸いな事に快晴ではないものの雨の降らない曇り空。
どこをどう進んだのか覚えていませんが、車はMKの業務用入口に入っていきます。
そのまま車でしばらく進むと、道中にはパレードで使うフロートが割と無造作に並べられていました笑
"これはカリブの海賊の裏側だよ"
とかJaimeさんが教えてくださったり、とても悪い事をしている気分になって興奮したのを覚えています(*´ω`*)
※
以下、MKBPのネタバレが多分に含まれます。
※
…
……
………
…………
車が最後のゲートを通って出てきた先は、カリブの海賊やマークトウェイン号入口の近くでした。
MK自体には昨日インしていたのですが、乗りたいアトラクションがないこの辺りは足を運ばなかった為に、自分たちがどこにいるのか…恥ずかしながら最初はさっぱり分かりませんでしたが、お城を向かう道を見つけると、何となく自分たちがいる場所を察せられます。
※
少し前のブログでも触れましたが、3つあるMKBPのコースで私たちが選んだのはコース③!
シンデレラ城→ホーンテッドマンション→カリブの海賊→ラプンツェルエリア
というロケーションです。
しかし夫婦2人で相談して、私たちの希望として予めアライさんに
・ラプンツェルエリアで沢山撮りたい
・後はお城での写真多め
・ホーンテッドマンションとカリブの海賊はカットで良い
と伝えていました。
ホーンテッドマンションとカリブの海賊をカットして、その時間をラプンツェルエリアとシンデレラ城周辺での写真に振ってもらう…のが狙いです。
(ホーンテッドマンションはもともと暗いため、ストロボなどの設定に時間がかかるらしく、こだわりがなければ省いても良いかもしれない…とアドバイスを頂きました)
現地でもスタッフさんから同じ確認をされて、それをフォトグラファーさんに伝えてもらい、最終的に
シンデレラ城→ラプンツェルエリア→シンデレラ城
の順で巡る事になりました。
※
そして始める前に、私がコンデジで写真を撮る時のいくつかの注意点も教わり、いよいよ、MKBP開始!
ここからは本当に時間との勝負!
まず、歩いてシンデレラ城前のプラザに向かいます。
途中、MKBPを撮っている方々を2組ほど見かけました。
TDRにもある、プラザと別エリアを繋ぐ橋の上で取り敢えず1枚撮りました。
何とも工夫のない写真です笑
本当に時間がなくて、写真を撮ろうと思ったらすぐに呼ばれたり、終わって写真を撮ろうと思ったら移動しなきゃいけなかったり…
MKBP(FTWも)は、シャッター回数ではなく1時間という時間制なので、その時間内であれば無制限に撮ってもらえるため、沢山撮るために時間に余裕は無い…有ってはならない…との事。
この橋の上で2人で駆け足ししてパシャ…
これは本当に難しかった…(;ω;)
私というよりも、ドレスの花嫁と呼吸を合わせるのが本当に難しかった。
花嫁がどこまで動けるのか分からないし、転んでドレスを汚したら…なんて考えると…ね。
余談ですがこの時、花嫁はヒールの靴ではなくクロックスを履いてMKBPに臨みました。
理由は
-パーク内を沢山歩くためヒールだと疲れやすく、その疲れや無理は顔に出るため、良い写真が撮れない可能性がある-
という事だそうです。
これには花嫁も納得しており、ドレスの裾やトレーンが汚れてしまうのはもうしょうがないと割り切っていました。
MKBPが終わった後で花嫁は
クロックスにしてて本当に良かった…
と言っていたので、これもオススメです。
なので尚更、ドレスフィーチャリングクロックスの花嫁を転ばせる訳には行かず、私なりに無我夢中で頑張った記憶があります。
でも、花嫁の方が頑張っていたはずです。
※
橋で何枚か写真を撮った後は普段入れない城周りの芝生の上に花嫁だけ入り、パシャり。
かなり広角で撮ったこの写真は、見せてもらうと絵のような素晴らしい一枚でした♪
その後は遂に、城前のプラザへ!
ここではツーショットと花嫁のワンショット。
私がやるべき事は、奥さんのワンショットの時はフォトキーを頑張る事と、移動時にドレスのトレーンを持つこと。
そしてJaimeさんが
"No flower"
と言ったら、花嫁のブーケを預かる事。
この"No flower"は、このあと幾度となく耳にした台詞なので、私にとってとても印象深い単語です。
意味は読んで字の如く
「ブーケは無し」
ツーショットでもワンショットでも、ブーケの有無はJaimeさんの指示で決まりました。
その都度ブーケは私が預かって、適当にその辺に置いてからポジションにつきます。
何も言われなければ、ブーケ有り。
なんかこの作業が
「仕事してる感」
があって、私はとても心地良かったです(*´ω`*)
↑加工してみました(奥に、MKBPしてる別のカップルさんが確認できます)
↑フォトキーする私
※
プラザでお城をバックに写真を撮った後は、そのままラプンツェルエリアへ向かいます。
ラプンツェルエリアですが、渡米前からとても楽しみにしていたにも関わらず、昨日のインで足を運ぶのをすっかり忘れていました笑
と言っても塔の上のラプンツェルエリアは、ぶっちゃけただのトイレエリアです(*´ω`*)
ただそのトイレ内が見所の1つで、フリンライダーとスタビントン兄弟の指名手配書が貼り付けてあったり(天使になりたい変態の爺さんの手配書もありました)、ラプンツェルの武器とも言えるフライパンが飾ってあったりと、MKで最も足を運びたくなるトイレと言っても過言ではありません。
トイレエリアではありますがエリアの照明がランタンになっており、特に夜はとても幻想的な景色を見ることができます。
この辺の写真は、上手くは撮れなかったけど後でその時のブログであげたいと思います。
※
シンデレラ城からラプンツェルエリアにやってきた私たちの目に止まったのは、やはり象徴とも言えるラプンツェルの塔でした。
あぁ、ここまで来たんだなぁ
と2人して感動していましたが、そんな悠長な気持ちに浸っている余裕も無く、Jaimeさんからポジションの指示がきます。
こんな感じでずっとポーズを取っているのですが、ずっと同じ姿勢なので意外に疲れるんですよね。
1枚目がスタッフさんが私のカメラで撮ってくれたメーキングフォトで、2枚目がJaimeさんの写真です。
私のコンデジの設定は常にオートでした。
なぜJaimeさんに撮ってもらった写真をすでに持っているのか…!?
これも、この後のブログで触れていきます。
こんな感じで、終始賑やかなMKBPでした(*´ω`*)
※
ラプンツェルエリアでの撮影が終わると、シンデレラ城に戻ります。
スタッフさんがドレスのトレーンをずっと持ってくれるわけでは無いので、パニエの内側とトレーンの裾はがっつり汚れます。
正直、これは避けられない事です。
載せている写真でも少し写っているのですが、WDWは毎朝オープン前に地面に水を撒いて掃除しています。
理由は、地面に落ちたガムの様な落としにくい汚れを消すために必要…という事らしく、当日は時に水溜まりを避けながら歩く必要もありました。
MKBPの翌日にFTWを控えた私たちはその汚れをどうする事もできませんでしたが、基本的に写真に残すうえで全くと言っていいほど目立たなかったので
「ドレスの汚れが写真に写らないかしら」
と気にされている方は、安心して良いと思います。
※
さて…最後にやってきたのは再びシンデレラ城ですが、次に撮るのはお城の後ろ側からです。
TDRで言うところの、フェアリーテイルホールの出口のある所ですね。
あそこにある小さな段差でツーショットを数枚撮った後で、花嫁のワンショット。
Jaimeさんとほぼ同じ様な角度から撮ってみましたが、私でもそこそこ満足いく写真が撮れました。
もっと言うと、あそこは10-20くらいの画角で撮れたら最高だろうなぁ…
写真は、1枚目は私がJaimeさんの少し右側で撮った写真(これでもP340の最広角)
2枚目はJaimeさんが撮った写真。
…照明の影の具合が最高ですね…流石です(*´ω`*)
この写真は、Jaimeさんが個人のinstagramでも載せてらっしゃってて
「Jaimeさん的にも満足な写真だったんだろうねえ」
なんて話を夫婦でしていたら、日本に帰ってきた後でその写真が「disneyweddings」(https://www.instagram.com/disneyweddings)のinstagramにも載せられてて、これも非常に良い思い出になりました(*'ω'*)
↑ちなみに、当然ながら私たちには何の連絡もありません笑
※
その後で、最後にTDRで言う「白雪姫の井戸」があるところで数枚ツーショットを撮って、遂に撮影終了!
車が置いてある最初の場所に戻って、機材を片づけているJaimeさんとアシスタントさんにその場でチップを渡して、今日のお礼と「明日のFTWもよろしくお願いします」と挨拶してから
スタッフさんのセルフィーで〆!
車の中は行きよりも更に話が弾み、Jaimeさんが撮ってくれた写真を見せてくださったりアシスタントさんが言うジョークで笑ったり…
ポップセンチュリーに戻ってきて、車を降りると3人とお別れです。
時刻はおそらく9時を回っていたと思われます。
精一杯の感謝を再度伝え、2人で部屋に戻りました。
※
部屋に戻り、服を脱ぐ前にビデオを撮りながら2人でMKBPを振り返り。
これでようやく、今回の目玉の1つが終わってしまったなあ…
ようやく終わった実感が沸いてきます。
溢れ出る達成感と幸福感
同時に
本当に終わってしまったんだな…
という寂しさが2人に込み上げてきました。
…楽しかったなあ…
本当に、楽しかった!!!
唯一無二の、他に代えられない貴重な経験でした!
このブログを書くのにあたって今さっきこの時の動画を見直していたのですが、既に懐かしくて泣きそうになってきます。
良い経験をさせていただきました!
※
さて
残すは明日に行われるFTWと、ミッキーとミニーさんを迎えて催すレセプション!
明日のFTWは12時からの挙式…MKBPほど朝早く起きなくていいので気が楽です。
奥さんはゆっくり休みたいとの事で、ドレスを脱いで再びハンガーに吊るしてから風呂→そしてベッドへDIVE!
私はそれほど疲れていないように思えたので、今日の午後からの予定地である
Epcot
へ、一足先に向かうのです。
正直、すごくワクワクしていました。
このあたりから
「何言ってるのかよく分からん!」
という思考が
「もう全部分かんなくても良いや!」
という諦めの境地に達しています。
なんとなく通じるし、意味分かんなくても適当に相槌打ってれば何とかなるし!
ストレスを抱えない事が重要です。
※
次のブログでは、次郎のエプコット1人旅(途中まで)編!